ここを押さえておけば大丈夫契約書の要チェックボイント

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契約について。少々ややこしいところもあるが、とても貴重品なことなのだ。楽しい賃貸生命現象には欠かせない知識と思って付き合ってもらいたい。契約の条件と合意の内容を書きものの形にしたもの大金をはたいて部屋を借りる契約なのだから、「口約束」と申し上げるわけにはいかない。そこで、合意の条件と合意の内容を文書の形にしたものが契約書ということになる。契約の内容がすべて書かれているこの書類を軽くみていると、楽しいはずの賃貸ライフが暗いものになってしまうことになりかねない。不動産屋を何軒も回り、下見をした上でやっと見つけたいい物件だから、早く面倒な契約を終わらせてしまいたい気持ちはわかる。でも、やっぱりあせりは禁物。契約にはじっくりと取り組む姿勢が不可欠だ。それはなぜか。印鑑を押してからのクレームは聞いてもらえない契約書は、オフィシャル(公的)な文書であるにもかかわらず、実は決まった書式がない。意外な事実だが、これは重要な点でもある。決まった書式がないということは、貸し主の都合で契約書には自由に項目を盛り込むことが可能だということ。賃貸生活の新人、ベテランに関わらず、契約書を熟読することが肝心なのはこういう理由もある。不当な内容や理不尽な条件を「自由に盛り込む」貸し主がいないという保証はどこにもない。

貸室賃貸借契約書の例

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賃貸人○○不動産(以下・甲という)と賃借人実務太郎(以下・乙という)との間に、次のとおり貸室賃貸借契約を締結する。第一条甲はその所有する次に表示の貸室を乙に賃貸し、乙はこれを賃借する。貸室の所在場所東京都杉並区阿佐ヶ谷北○丁目○番地木造二趣二階八丑(二○二号室)第二条賃貸借の期間は、平成○年○月○○日から平成○年○月○○日までの二年間とする。第三条一、質料は一ヶ月六万円と定め、乙は毎月二十五日までに、翌月分を甲の住所に持参して支払うものとする。二、質料支払いについて、毎月五日までに支払いなき場合は、遅延日数(日翻)に年利M%の延滞料を課し、乙は甲に支払うことにする。三、契約期間中といえども、その質料が経済悩勢の変動、公租公課の瑚額、近展貫貸料との比較により不相当になった場合は、甲は質料の増額を謂求することができる。第四条甲は敷金として金十二万円也を乙から受領した。 第五条乙は、貸室を住居の目的で使用し、他の用途に使用してはならない。第六条乙は、貸室内において危険、不潔、その他近隣の迷惑となるべき行為をしてはならない。第七条一、賃貸借物件内に破損、故障箇所が生じた鞘合は、乙は甲に5日以内に届け出て確認を得るものとし、その届け出が遅れたために甲に損害が生じた場合には、乙はこれを賠償する。二、乙は賃貸借物件内の冷暖房・照明器具・丑・床・壁・柱・天井・窓・戸・襖など、諸設備の小修理、および故意過失による汚損破損の修理費を負担する。